全世界で1万台限定の「セーラームーンスマホ」にしてやられた感

全世界で1万台限定の「セーラームーンスマホ」にしてやられた感

今、セーラームーンファンの間で話題沸騰中の、中国の「meitu」社から販売される、新作スマホ「M8」。

お決まりのパクリかな？と思ったら、セーラームーンの配給元である東映アニメーション株式会社がアジアのみで展開する正式なライセンス商品とのことでした。

しかも、この「meitu」と名前、どっかで聞き覚えのある名前だと思っていたら、画像修整アプリで有名な会社であることが判明しました。
※ここの会社のアプリは、ユーザーの電話機に関する情報を集めるし、怪しいと言われているコードを含んでいると言われている。

よく、ＳＮＳなんかで、やたら肌の色が絵具で塗ったように綺麗だったり、目が人工的で大きかったりするプロフィール写真を見かけた事はありませんか？
「トランプ大統領」や「５千円札の与謝野晶子」の顔を加工している写真を見た事はありませんか？

そうです、ここの会社が出しているアプリで加工した画像です。

その会社が出すスマホですから、セーラームーンのスパイラルハートムーンロッドをイメージした自撮り棒や、オリジナルスマホカバー、自撮りポータブルスイッチ、「セーラームンスマホ」の証明書もセットという、セーラームーンファンの購買意欲を掻き立てる様なスマホをだして来たなと思いました。

スペックはCPUがHelio X20（MT6797M、2.1GHz）、OSはAndroid 6.0、メモリー4GB、ストレージ64GBでmicroSDカードスロットは無し。ディスプレーは5.2型フルHD解像度（1080×1920ドット）有機EL、画質は背面が2100万画素、正面が1200万画素のデュアルピクセル（2400万画素相当）と、かなりハイスペックなスマホです。

販売については「6月に中国のmeitu公式ウェブサイトにて1万台販売予定でございます。日本にてオフィシャルに販売する予定はございません」との事。

セーラームーンに興味のない僕でさえ、「全世界で1万台限定だし即完売しそう」と思ってしまうほど、見事な商品です。

そこで、ブログのお題になっている「してやられた感」は、セーラームーンという全世界にファンが多いキャラクターのスマホが、中国企業から販売されてしまった事だ。
日本のアニメなので、国内スマホメーカーに開発、販売してほしかったな～

多少、販売価格が上がってもハイスペックでセーラームーンの要素が入った中身と付属品を付けてやれば、ファンの購買意欲を掻き立て沢山売れるはずなのに勿体ないなー。

でも、まだ世界で流行っている日本のアニメは沢山あります。
そことコラボして、海外沢山売って日本のスマホメーカーが元気になってくれれば、国内ＳＩＭフリースマホも増えてわざわざ海外製のスマホを買わなくて済むので、メーカーさんには是非「日本製の日本アニメの要素を入れたマニア向けスマホ」を作ってもらえる事を期待しております。